型枠解体とは
型枠解体とは、型枠内に流し込んだコンクリートが完全に固まったあと、型枠を取り除く作業のことを指します。
型枠はただ解体すればいいというわけではありません。
解体には決められた順序があり、手順を誤ると型枠が崩れて大きな災害となってしまうこともあるため、決して気が抜けません。
安全第一に固まったコンクリートを傷つけないよう、型枠を解体していきます。
型枠解体の重要性
型枠解体の作業は、型枠工事の仕上げを行なう業者様への引き渡しを控えているため、限られた時間のなかで丁寧に解体を行わなければなりません。
そこがプロとして腕の見せどころでもあり、いかに綺麗に仕上げることができるかがポイントとなります。
多くの人が携わる建築物、多くの人が利用する建物だからこそ、安心・安全かつ効率良く作業を進めるため型枠解体を専門にした職種が重要となります。
そんな重要な役割を果たすのが株式会社和久田解体の使命です。
作業の流れ
型枠解体の大まかな流れを以下にご紹介いたします。
是非参考にご覧ください。
<柱、壁、梁側の解体>
STEP1 建入直しのパイプサポート、チェーン等を取外す
・安全な作業床であるか、墜落の危険はないか
・墜落の危険のある場所では水平ネット等の養生があるか
・照明は充分確保されているか
以上を確認し、床の端部、開口部周囲では安全帯を使用します。
STEP2 フォームタイをゆるめ、端太パイプを取外す
横端太パイプや縦パイプ、外壁等を取り外します。この時パイプを足の上に落としたり倒れないよう、安全に配慮しながら作業を行います。
STEP3 型枠パネルを外す
型枠パネルを外すときはパネルを傷つけないよう慎重に取り外します。
<梁底、床版型枠の解体>
STEP1 床コンクリート面を養生する
梁下、床版下の資材を片付けたあと、直仕上げ済みの場合はベニヤ等で養生します。
STEP2 残したパイプサポートを引き出し、大引、根太を落とす
根がらみ及び水平つなぎ、パイプサポートを外した部分の大引を取り外します。そして、桟木、合板パネルを取り外します。最後に天井に貼られているスラブ型枠を取り除いたら型枠解体の完了です。
STEP6 掃除
作業の締めくくりは片付けです。仕上げ作業を行う職人が気持ちよく仕事を行えるよう丁寧に掃除・片付けを行います。
安全第一に
型枠解体では、動きが制限されたり、解体材の集積場所がないような困難なケースでは、経験のある作業員が配置されるのが一般的です。また、安全通路を確保し、解体した材料を置かないよう心がける必要があります。特に、たてパイプの倒壊には注意が必要です。
取り除いたベニヤなどの解体材は、できるだけ良い状態で解体するのも大切なポイントです。きちんと釘仕舞いを行い、種類や寸法ごとに整理することが重要です。